高等遊民の雑記

30歳、無職。一念発起して音楽アルバム製作中。音楽、映画、美術、読書、その他日常の話を徒然なるままに。高等遊民の雑記。

フロム・レフト・トゥ・ライト

今夜もビル・エヴァンスをBGMに流している。

『from left to right』1970年の作品。

この頃からエヴァンスはエレクトリック・ピアノに興味を持ち

エレクトリック・ピアノとアコースティック・ピアノの

オーバーダビングが行われているという冒険作。

どうしてもジャズというと

ジャンル自体が保守的になりがちらしく

当時ジャズマンがエレキ・ピアノを弾くことは

古参のファンにしたら

〝許しがたい背信行為〟であった、とのこと。

 

冒険作はセールスに結び付かないのが世の常で

このアルバムもたいして売れなかった。

しかし1970年といったら

そろそろビートルズも解散する頃なので

ジャズ界にももっと音楽的に

様々な広がりがあってもよかったのではないかと思うのだが

そう考えた人たちがやがて

フュージョンプログレ方面へ向かったのだろうか。

 

当時のことは分からないけれど

このアルバムが素晴らしいことは確かだ。

エレキ・ピアノの幻想的な響きに加え

『チルドレンズ・プレイ・ソング』では

子どもの遊ぶ声が小さく入っていたり

可愛く怪しい童謡のよう。

優しい気持ちになれる一枚。

 

 

今日は昨日にも増して

とても寒い1日だった。

久しぶりにセーターを着た。

おそらく梅雨が迫っているのだろう。

ぼくの部屋で寝ていた猫が

昼過ぎに起きだして

甘えてすり寄ってきたので

抱き上げてしばらく撫でて離したら

ジーンズの腿の上に

ごっそりと抜け毛が残っていた。

季節が変わりつつあるのだ。

 

ぼくもあまり活動的にならず

夕方ようやく喫茶店へ出かけて

コーヒーとホットドッグを食べて

英語の勉強をして帰ってきた。

英検2級の過去問を

日に1回分解いているのだが

今のところ筆記では60〜70%くらいの正解率。

まだリスニングの教材を購入しておらず

そちらの得点が50〜60%くらい取れるようなら

とりあえず合格ラインには入れる。

明日にも教材を買い足して

自分の合否ラインを確かめたいところ。

 

難易度はちょうど良いと感じている。

英検2級は高校卒業レベルだそうで

それなら受かってもいいはずだが

高校卒業レベルとは

自分が思うよりずっと高いものだな、とも感じる。

大学受験当時の自分が

どれほど自分の学力を理解していなかったかを

今ようやく理解した。

当時勉強なんてまったく興味がなかった。

 

受験勉強なんてやりたくなかったが

それをする以外の選択肢も考えつかなかった。

人生は、自分の好きなことをやるべきだと思う。

当時のぼくは何をしたかったのだろう。

授業中先生の話を聞きもしないで

寝ていない間は板書を写し

それ以外の時間はずっと

オリジナル曲の歌詞を考えていた。

その作品をもっと

みんなに聴かせたりしていれば

誰かがもっとワクワクするような

選択肢を教えてくれたのかもしれない。

 

後悔しているわけではないが

選択肢を思いつきもしなかったというのは

もったいないことのようでもある。

殻を破ってみないと

分からないことがある。