高等遊民の雑記

30歳、無職。一念発起して音楽アルバム製作中。音楽、映画、美術、読書、その他日常の話を徒然なるままに。高等遊民の雑記。

父の日

毎年母の日はブーケを

父の日はシャツとネクタイをプレゼントしている。

数年前からそれも毎年少しずつ

値段を上げたものを選んでいたのだが

今年はあまりお金に余裕がないので

少しグレードダウンしたものを選んだ。

来年はもっと驚かせたい。

 

本日父の日は

父の好きなビートルズのTシャツと靴下を買った。

ぼくもビートルズは大好きなので

別の柄で買おうかと思ったのだが

気恥ずかしくてやめた。

 

弟は特に用意はなく

妹は日本酒を買っていた。

弟に気を使って妹は

一緒に買ったことにしようと提案したが

弟はそれを断った。

どちらも優しいな、と思う。

 

大々的にプレゼント披露の時間を設けてしまうと

弟に気不味い思いをさせるなと

夕飯の食卓に家族が揃う前に

ぼくの分はサッと父に渡してすませた。

 

食事の途中に妹は

父に日本酒を買ってある、と告げた。

我が家の物置に冷蔵庫があり

そこに入れてあるので

何か手が離せない理由があったか

父にとって来てくれと言った。

 

少し戸惑い気味に取りに行ったが父は

見つからなかったと言って戻ってきた。

おかしいな、と言って妹は

自分で取りに行って

真ん中にすごく分かりやすくあったよと言い

それを父に渡した。

 

妹が父にそれを取りに行かせた理由は分からない。

単に面倒だったのか

夜に物置に行きたくなかったのか

何かしら気遣うことがあったのか。

一方、多分だけれど

父がそのプレゼントを見つけられなかった

というのは嘘だろうと思う。

何というか、プレゼントは

それを用意して、渡して

開封してみるところまでがプレゼントで

それをおざなりにされたくなかったのだと思う。

人はそういうところを面倒な人だなと思うかもしれない。

でもぼくは何となく父の気持ちがわかる。

おざなりにされるとそれはプレゼントというより

義理で行うイベントみたいなものに成り下がってしまう。

せっかくプレゼントとしてもらえるなら喜びたい。

 

母の日、父の日、誕生日、

バレンタイン、ホワイトデー

愛し合っている恋人同士なら

プレゼントを送りあえるイベントは楽しい。

それが親族となると

毎年やらんでも、と面倒な気持ちにもなるが

やらなければカドが立つかもしれない。

億劫な気分でこのイベントをこなしている人は多かろう。

 

いっそ無視したっていい。

何ならもらえる側から

もう要らないよ、と告げるのもいいかもしれない。

 

でもぼくはせっかくなら

何に数度くらい、そういうイベントがあって

その時くらい贈り物をしたっていいじゃないか

と思うし

せっかくならお互い幸せな気持ちで

その日を過ごしたい。

気が乗ればメッセージを添えたり

勇気があれば感謝の言葉を添えてもいい。

そういう風に考えられるようになった自分は

大人になったものだと思えるし

いつかぼくに家族ができた時

父の日を面倒くさがられない父でいようと思う。